Take the bitter with the sweet

酸いも甘いも噛分けながら、仕事もプライベートも一生懸命に楽しんでます。

IVF どこまでするのか

私の友達に、ドナーから提供された精子を使い、人口受精を行っている女性がいます。

彼女は、8年ほどオン・オフを繰り返した彼と半年くらい前に別れたのですが、その後、パートナーを見つけるよりも、手遅れになる前にシングルマザーとして子供を作る決断をしました。

 

彼女は私よりも3歳若いので、気持ちはよくわかります。 私もIVFでシングルマザーになることを考えていたことがありました。 結局決断できなかったのは、家族のサポートを受けれないから。

仮に日本にいて同じ状況であったり、シドニーに両親がいるのであれば、きっとIVFに踏み切ることができたと思います。

 

私の友人も30代後半、パートナーは何歳になっても見つけることができるけれど、自分で出産できるタイムタイムリミットが近づいているし、見返りを求めず、惜しみなく愛することのできる子供がどうしても欲しいようです。

 

もう何度か人口受精を試していますが、なかなか受精せず、受精しても受精卵が育たないため、あと数回試してもダメな場合は、彼女より10歳若い妹に卵子の提供をお願いし、妹に断られたり、妹の卵子でもうまくいかない場合は、ドナー卵子を使ってでも子供を作りたいと。

オーストラリアでは、シングルの女性が養子をとることは法律上不可のため、彼女の場合、自分で出産しないといけないのです。

 

友人として、あまりにも子供を作り育てることに囚われすぎている(フォスターケアまで考えてました)ので心配なのですが、ちょっと立ち止まってもう一度、そこまでしてシングルマザーになりたいのか、考えてほしいなと思います。


子供がいるからこそ体験できることもあるだろうし、子供が与えてくれる幸せや喜びは代わりがないとは思います。でも、子供がいないから不幸だとか、人として完成しないとは思いません。子供がいないからこそ体験できることや、自分自身のためにできることも多々あると思います。